心筋梗塞 前兆 心電図

心筋梗塞の前兆を心電図で捉える方法とホルダー心電計の活用

心筋梗塞は急性期の状況では心電図に顕著な変化・特徴が現れますが、
前兆の段階では明確な異常を認めないケースも少なくありません。
例えば前兆の1つである狭心症が見られるでは罹患者に明確な自覚症状がありますが、症状が運動時といった一定の条件の下でない限り起きない事も多く、条件に当て嵌まらない安静時等においては心電図の波形は正常であるというケースも多いものです。

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そこで心筋梗塞の前兆を疑うようなケースでは、以下の方法で所見を確定させて行く事になります。
まず、横たわった状態における心電図を撮影します。
前述のように正常である事も多いのですが、個々人による特徴も反映される事の多い安静時の心電図を、以後における比較対象として診断の材料とする事になります。
次にホルダー心電計と呼ばれる24時間装着が可能な計器を利用して、日常の生活を行います。
これによって狭心症の発作・心筋梗塞が起きた段階で、その波形を捕捉する事が出来るようになります。
変化を安静時のものと比較する事によって、所見が確定出来る訳です。
嘗ては前兆と思しき症状が見られた場合は繰り返し心電図を撮影するという事も試されましたが、この方法では患者の拘束時間が長くなり、明確な自覚症状が無いようなケースでは患者の納得が得難いという問題がありました。

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ですがホルダー心電計の活用では日常生活の中で診断への要素が得られる為、この問題は解決されています。
更に日常生活が送れる事で、症状に繋がる行動の把握も容易となっています。
明らかに特定の行動が症状を呼び込んでいる場合は、支障が無ければその行動を制限するという対処も可能となりますし、治療方針全般の決定にも大いに寄与しています。
心筋梗塞の前兆には歯の痛みを感じる・肩が痛いといった、心臓の症状との繋がりが一般的には感じ難いものも含まれています。
自覚がされ難いこうした症状が出ているケースでもホルダー心電計の活用であれば容易に受け入れられ易く、症状が急性に移行するケースにおいても対処を早期に行えるという利点があります。

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